ビジネスは需要と供給のバランスが重要で、需要に対して供給が間に合っていないと商品の価格は高騰してきます。そのため、供給不足が続いている介護業界については、介護職員の待遇はかなり改善されています。1つは国からの処遇改善加算。職員がキャリアアップできるように工夫をしたり、職場環境の向上を図っている事業所に対して国がお金を出しています。
例えば、介護職員に対しては処遇改善加算があり、1人あたり1万円を超えるお金を国が支給してくれます。必ずしも全介護職員が処遇改善加算の恩恵を受けられるとは言い切れません。しかしながら、国が介護職員の待遇を改善しようとする姿勢を見せているのは事実。高齢化が進む日本において、介護は喫緊の問題のため介護職員の待遇はこれからも良くなっていくことが予想されます。
また、国が介護職員の待遇改善を図っているだけではなく、事業所独自に待遇改善をしている所も増えています。介護事業所も介護職員の平均勤続年数を長くしたいのは山々で、そのために雇っている介護職員に対して資格手当や資格取得補助制度を設けたり、育児休暇を取りやすくしたりしている事業所も多いです。人手不足の業界だからこそ福利厚生には力を入れている事業所が多いので、介護業界に就職を予定しているのであれば事業所の福利厚生はよくチェックしていきましょう。そして、高待遇で介護業界へ迎え入れてもらいたい人や転職したい人は、介護業界で役立つ資格やスキルを今のうちに取得しておくと良いです。